< 第二回 HRダダ > 開催概要
【開催形式】オンラインイベント
【開催日時】10月23日(水)13:00 ~ 17:30
10月24日(木)10:30 ~ 17:30
※ 参加費無料、定員500名
・複数のセミナープログラムからなるオンラインイベントです。
・ZOOMによる開催を予定しております。カメラやマイクをONにしていただく必要はありません。
・会期中、ご都合の良い時間帯でのご参加が可能です。
・イベントのプログラム、タイムスケジュールは決まり次第、こちらのページでご案内します。
・ご参加をご希望の方は、本ページ下部のフォームよりお申込みください。
【プログラム・タイムスケジュール】
2024年
10月23日(水)
13:00 - 17:30
13:00-13:30 < 1 > 導入
「人事施策に効果はない」
衝撃の論文から始まる旅の行きつく先は?
会社を変える人事になるために、今向き合うべきこと
人的資本経営の重要性が謳われ、人事は今、会社の未来を左右する仕事のひとつです。
しかしながら、一方で、人事プロフェッショナルの存在は、人事施策の実行に対して有意な影響を与えるけれども、実際の組織のパフォーマンスにつなげる上では余り影響を与えない(Kirkpatrick&Hoque,2022)との研究もあるように、本当に会社や事業に貢献できている人事部門はどれほどあるのでしょうか。
HRダダ第二回のスロットの見取り図と問題意識を共有します。
13:30-15:00 < 2 >
私とあなたが話す意味と価値はどこにある?
1ON1と日々のマネジメントの間に横たわる、美しい関係
1ON1を実施している企業は、年々増加していますが、効果的と言う声はそれほど多くはありません。「1ON1を導入しています」と元気よく答えるHRの方は多くとも、「効果が出ています」という方には、中々お目にかかれないのです。
考えてみれば1ON1とは、マネジメント行為の一つに過ぎません。その1ON1の質や中身を測定するだけでなく、マネジメント活動全体との関係を考察してみよう、というのが本スロットの狙いです。1ON1は、拙いマネジメントを補うことができるのか、どのような1ON1がパフォーマンスにつながるのか。私たちが発見したのは1ON1とマネジメントの間の、実に美しい関係でした。
15:15-16:45 < 3 >
自律的キャリアと遠心力
キャリア意識の醸成が離職につながるジレンマを解明する
働く一人ひとりのキャリア意識の醸成は、社会全体の大きな課題であり、各企業が取り組み始めています。一方で、社員のエンプロイアビリティの向上に向けたキャリア意識の醸成は、社員が会社を離れる遠心力を持つものかもしれません。各社が社員のキャリア志向に沿った仕事や経験を付与するのは、現実的には無理があるように思うからです。
今各社が取り組んでいる自律的キャリアの形成とは、エンプロイアビリティの向上につながるもの、すなわちともすると社員の離職につながるものなのか。自律的キャリアの形成を経ても、人が留まる会社となるには、どのような施策が必要になるのか。キャリア意識の醸成と遠心力、その関係を探求します。
16:45-17:30 < 4 >
Wrap Up 振り返りと座談会
2024年
10月24日(木)
10:30 - 17:30
10:30-12:00 < 5 >
効果があるのは、研修or OJT or 動画/e-learning?
「とりあえず」や「なんとなく」が横行する
人材育成を整理する
「企業は人なり」。昔から言われるこの言葉の、最後の門番がHRです。人を創るのが経営であり、人事なのです。そう思って、研修やOJT支援、動画やe-learningの活用など、人材育成に用いられる道具は、枚挙に暇がありません。とはいえ、人を育てるには一体何をすればよいのか、頭の中が整理されている人事担当者は非常に少ないのではないでしょうか。人材育成施策ほど、「とりあえず」や「なんとなく」が横行している分野はありません。本スロットは、企業が行う人材育成施策の整理と点検を行い、カオスと化した教育施策を整理するためのデトックスの場となるでしょう。
13:00-14:30 < 6 >
能力開発の欺瞞と限界
「能力」の開発から、「能力を獲得する力」そのものを育む。
最新の新入・若手オンボーディング
能力主義(メリトクラシー)という言葉が、昨今取り上げられています。私たちの社会は、「能力」概念を軸にそのシステムや価値観が形成されていると言えます。私たちHRも社員を「能力」によって格付けしています。社員の能力をアセスメントし、その強み・弱みを可視化し教育するプロセスが、その典型です。しかし、そのプロセスは奏功しているのでしょうか。「能力」開発は可能なのか?求められる能力が刻々と変化する時代に、そのやり方が最適なのでしょうか。本スロットでは、能力そのものではなく、能力を自ら獲得する力を育む効果的・実効的な新入・若手社員の育成・オンボーディング施策についてご紹介します。
14:45-16:15 < 7 >
そのWell-Being経営は、経営の自己満足に過ぎない
「社員の健やかさ」を目指す危うさと、銀の弾丸を求めて
ウェルビーイングの重要性に疑義を呈することは非常に難しいものです。働く主体である私たち自身が、なにより健やかで幸福でありたいと願っているからです。しかしながら、誰しもが賛成する施策も、企業が経営施策として取り組むとなると、一筋縄ではいきません。経営の在り方や動き方ひとつで、善なる目的はいつの間にか忘却の彼方に消え、組織活動は歪なものとなっていきます。変化と競争の圧力に晒される企業という空間でウェルビーイングを実現するのは、一筆書きの大胆さと、組織の複雑さを見通す明晰さが必要になるのです。本スロットでは、社員のウェルビーイングを持続可能なカタチで経営施策として展開するための銀の弾丸となる一手を探索していきます。
16:30-17:30 < 8 >
Wrap Upとしての独り言
HRを蝕む再帰的な問題に終止符を。
人事について語るとき、僕らが本当に語るべきこと。
人の未来に貢献すること。人生の彩りを豊かにする職場を創ること。少し恥ずかしいけれど、真剣な想いが、私たちにはあります。人と組織に関わるHRの使命は、きっとずっと変わらず、これからも大きなものであり続けるでしょう。
しかし、私たち一人ひとりは、その使命に相応しい知見と姿勢を、持ち合わせているでしょうか。「なんとなく」や「とりあえず」でなされる意思決定、表面的な「分かり易さ」や「簡単さ」で始まる施策。そんな日々の中では、私たちの語る言葉は容易にその力を喪ってしまうのです。
その残念なサイクルに打ち込む楔となるもの、私たちHRの仕事を、10月の青空のように伸びやかにするものは何なのか。企業再生・変革を実践する地平から、お話します。
〈 HRダダ 〉とは
人や組織のことに本気で悩む皆さまへ
正直に言えば、私たちは怒っています。
というのも、「人事」「HR領域」を取り巻く環境は、やはり妙であるように思えてなりません。
いかにも効果がありそうで、取り組まねばならないと思わされる「新説」が毎年のように現れ、消えていきます。
「やらないよりも、やった方が良い」。
組織について真剣に考えて、行動される方であればあるほど、毎日新しい情報を収集し、勉強し、サービスやシステムの導入を急がれています。
とはいえ、組織のあり方は本当に複雑です。一般的には効果のある施策と言われていても、ある組織にとっては逆効果になる場合も少なくありません。
そのことを十分に理解しているからこそ、すぐに消えて無くなるような「新説」を、私たちは安直にお伝え出来ないと考えています。
人と組織のことで本気で悩んでいる人たちを、勘違いさせてしまうこと。
私たちは結果として、不誠実で、失礼になることをしたくないのです。
私たちの主催するこのオンラインイベントは、参加される皆さまに、一度深呼吸することを促します。
ここは、今の「人事」「HR領域」を取り巻く妙な環境から少し距離をおいて、改めて人と組織について学び、深く考えるための場です。
ご都合にあわせて、どこか1時間だけでも、かまいません。
私たちは、人と組織のことに本気で悩む皆さんにとってふさわしい、あるべき場を生み出したいのです。
小さなコンサルファームである私たちも、皆さまと同様に、現実の人と組織を変えるために試行錯誤して、打ちのめされ、毎日、苦悶しています。
そんな地味で、地道でありながら、でも正直に、誠実さをもって、積み上げてきた知見をもとにお話しします。
あなたとなら、私たちは反対します。
〈 HRダダ 〉に、是非ご参加ください。